これ、「仏典ニハ見エズ」とある。インドにも中国にもないらしい。平安朝には「彼岸は一種の祝い日」で、近世になって大衆の行事となり、大阪では西日の極楽浄土が拝める四天王寺さんがとくに賑わうようになったという(渡辺照宏著「日本の仏教」から)。太陽が真西に沈むところにあの世ー西方浄土があるという信仰に結び付いたのだろう。「大言海」も「本邦祖先崇拝ノ風ヨリ転ジテ行ハレタ」日本独特ものだろうとしている。
四天王寺さんのお彼岸はいまも善男善女で賑わう。昼は素麺。団子やぼた餅の代わりにきのう炊いた南瓜と薩摩芋を食す。午後、用事がてら箕面のスーパーへ食料品を買いに出る。写真上=千里東町交差点のヒガンバナとキバナコスモス、下=実をいっぱい付けたナツメ。
田の畔に何をか祀る彼岸花 昇龍子
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ノーやん

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