さいわい、今夜は晴れのよう。名月は明月ともいう。今日の月、月今宵、満月、望月、良夜などいろんな表現がされる。蕪村、西鶴、来山、鬼貫はなぜか「月今宵」とか「けふの月」とか「今日の月」を使っている。秋桜子、青邨、誓子、草城らはなぜか「良夜」を使っている。後藤夜半や村上鬼城はなぜか「十五夜」を句にしている。俳人それぞれの感性で「仲秋の名月」の詠み方が違う。当然だろう。
名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉/月今宵あるじの翁舞出よ 蕪村/十五夜やすすきかざして童達 鬼城
残念ながら愚老は夜中、池の周りを巡り歩いたり、踊ったり、ススキの穂を集め活ける元気もない。写真は、千東町交差点のキバナコスモスとマンション街のイロハモミジ。
名月や雲がないだけわが命 昇龍子
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ノーやん
fm
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