きのう夜更けに、シャンソン歌手・別府葉子さんのホームページで「シェルブールの雨傘」というデュエットを聴く。徴兵だろうか、戦場にゆく青年と恋人の甘く切ない相聞歌。バイオリンのイントロがいい。「行かないで」「泣かないで」…。恥ずかしながらじんときた。
1980年代の初めごろだった。当時の関経連会長が徴兵制発言をして物議をかもした。当時、A紙の声欄に「徴兵は命賭けても阻むべし母祖母おみな牢に満つるとも」という短歌が投稿された。この歌、たちまち日本中にレピートされた。「日本列島不沈空母化」を唱える物騒な総理大臣の頃で歌には切迫感があった。
いまはそういう議論から少し遠のいているが、新興俳句の俳人・渡邊白泉は「戦争が廊下の奥に立ってゐた」と詠んでいる。廊下とはもちろん学校のことや。
教育を強権的に支配しようという為政者が突如大阪に現れた。関係ないと思ってたら危ないぞ。若い橋下市長を震源地とする「ぜんた~いみぎへならえ」の危うい風潮が毎日電波でレピートされている。この風潮、いまのうちに平和憲法と民主主義の力で封じ込める必要があるネ。業務命令と称する市職員への公然の思想調査と威圧、不当労働行為を絶対罷り通らせてはならないと思う。いまなら間に合う。
お昼は、いつものパスタ。昼から千里中央公園へ。雨上がりの春の陽ざしが、ニット帽を被るぼくの脳をやさしく撫でてくれる。寒をくぐりぬけた桜が花芽を見せてくれる(写真上)。眼にも頭にもやさしい春の陽ざし。鳩といっしょに芝生を散策する(写真下)。至福のひと時。
いくさたつ愛のデュエット春の雨 愚老
開け放つ北の窓からモーツアルト 同
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ノーやん
fm
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