元気に楽しく生きようぞ

　曇りのち雨。ことしも残り少なくなってきた。一年を振り返る話が新聞やネットにチラホラする。妻に急かされて年賀状をつくる。「これでいいか」「うんいいよ」「ほな、印刷するで」。郵便キットとかいう便利なソフトのお蔭で自宅でプリントできるようになった。1～2枚テストして、さあ。100枚ほど印刷にかかかった直後。「廃インクの吸収パットの吸収量が限界に近づいています」という表示。印刷不能に。プリンターメーカーの相談窓口に聞く。「修理センターへ送ってください。完成は来年になりますね」「ほな、新品買うた方が早い？」「はい、そうです」。

　わずか１万数千円のことだが「こりゃあかん」。見切りをつけ中古品を探す。あす午前中に配送してくれるというＡ社が見つかり即注文。1万円もかからない。労働者がその分犠牲になっているのだろうが背に腹は代えられん。年賀状購入の判断をぎりぎりまで伸ばしたのだがそれもゆえあること。そんな事情にも対応してくれるシステムが日本にはあることを発見しちょっとうれしくなった。

　元気に楽しく生きようぞ。そんな思いで年賀状をつくった。イノシシは猪突猛進の元気印。その猪鍋は薬食いともいう。べつに美味いとは思わないがなんとなく食えば元気が付きそう。うまいもんを食うて「楽しく生きたい」。これわが輩だけの願望ではなかろう。年末・年始にはいろんなコミュニティの寄合がある。そこで「老人諸君！元気に楽しく生きようぞ！！」と叫んでみるか。昼は、キノコパスタ。午後、安売り商品の買い漁り。写真上＝千里東町の生活路。下＝豊中八中の実南天。
　　　　　　　　　　目出度きは花は白くも実南天　昇龍子