きょうは、気になっている包丁砥ぎ。わが家には出刃包丁、肉切り包丁、菜切り包丁、万能文化包丁の4種がある。残念ながら刺身包丁はなく出刃包丁で代用する。包丁砥ぎは毎年、愚老の仕事。出刃包丁と肉切り包丁を妻は滅多に使わない。妻はもっぱら万能包丁と菜切り包丁。この二本で肉も魚も鋸切りをする。その習性は直らない。わが輩は、野菜のトントン切りも肉や魚の一方切りも習性になっている。肉や魚の鋸切りは身をぐちゃぐちゃにする。上から下へまっすぐスライスするように切る。口に入れればいっしょというが鮮度も味も違う。これは、育ちの文化の違いかもしれない。近ごろ、包丁や俎のない家もあると聞くが、包丁砥ぎはもうしなくなったのかな。
津雲台のマーケットへ行ったら刃物砥ぎ屋さんが軽自動車で来ていた。靴の修理もいっしょにしていた。使い捨ての時代、修理と言う仕事はたいへん貴重だと思う。昔、ドイツには修理のマイスター制度とかいうのがあるのを聞いた覚えがある。包丁は調理に欠かせない大事な道具。だいじに使い続けたい。写真上=千里さくら通りに面する竹見台団地。下=同じく東側に面する津雲台団地。
包丁砥ぐ山家の婆の薄笑ひ 昇龍子
雀らも年末寒波に身構へる 同
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ノーやん
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