ノーやん日記パート2

季語の勉強「冬」編④十一月

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 朝は、スカッと晴れ。日中、白い綿のような雲からレースのような薄い雲に変わった。オーストラリアでは雲の空洞に虹がかかるという珍現象があったという。写真をネットで見た。「冬」の季語の勉強を続ける。「冬」の「時候」に「十一月」がある。当然、「十二月」「一月」も「冬」である。それぞれの趣きはどう違うのか。

 「ニシムクサムライ」と習ったあの十一月はー。「暦の上では立冬を月初めに迎えるが、まだ寒さもなくむしろ小春日和がつづき、行楽によい季節である。しかし中旬を過ぎると冬の感じもそぞろに感ぜられる月である」(「図説俳句大歳時記」)。「あたゝかき十一月もすみにけり 草田男」という詠み方は一例。十二月は「一年の最終の月で日はいよいよ短く、寒さもきびしくなる」(同)。「炉ほとりの甕に澄む日や十二月 蛇笏」。この句例は寒さと一年の締めくくりの清澄感を重ねている。一月は「一年の第一の月である。寒に入るのもこの月の初旬であり、冬の最も寒いころになる」(同)。「一月や去年の日記尚机辺 虚子」。季節感というより人事感の色濃い、「正月」に近い句や。

 季語の勉強は、季感を磨き一語一語に打ち込む心構えを培ってくれるナ。一茶が、「西国紀行」で異国のことば・方言をメモ書きしたあの精神を思い起こす。「詩語」の磨き方は十分個性的であってええやろ。内発的な精神が迸るような自由で伸びやかな句をめざしたいネ。型にはまった点取り虫にはなりたくない。「受け」を意識した句はすぐわかる凡人趣味や。「俳人」をめざすからには他流試合と言おうか切磋琢磨が欠かせないやろ。わが精神よ、ナンキンハゼのように火と燃えよ!しかるのち、薄絹のごと消えたまえ!!写真上は、千里みどりのさんぽみちのナンキンハゼの紅葉。下は、千里中央方面の西空に浮く白い絹雲。
               寒からず十一月の白い雲 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}力は後からついてくる。と、いう持ち前のやんちゃ精神を出して修行します。激励のおことばありがとうございます。
fm
「寒からず十一月の白い雲」

季語の勉強、研究頑張ってますね。
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