きょうは句会の日。「暑いですね」。ことしは蝉の声を聞かぬという人がいた。出句に頭をひねる。日記のインスタント俳句はしょせんインスタント俳句。厚化粧したところで地はかくせぬ。それをよくみせようと浅はかにも細工する。森の影映す古池軽鳧一羽/黒い雨おもつけ梅雨のむら去るや/学び舎の花壇は遷る人の意思/石垣の灼熱知らず爪切草ー。結果は、「石垣の灼熱知らず」句に三点をいただいた。他は零点。「黒い雨」句は、井伏鱒二の小説から「放射能雨」と解する人はいたが「おもつけ」(思い出す)には全員から質問を浴びた。かくいうぼくも使ったことのない福島県の方言。
帰りしな大阪の大動脈・新御堂筋を超えて西町花壇に立ち寄る。この大動脈を陸橋から眺める(写真上)。普通の通流で停滞ならば大阪の活況を表す。夕刻、大阪市内に向かう南行きが渋滞している。西町花壇に白花アガパンサスが開花していた(写真下)。
花舗の前緑の草木涼やかに 愚老
黒々と黒日傘さす媼かな 同
万葉のいにしえにあり撫子は 同
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ノーやん
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