冬芽ひらく

　晴れ。きびしさは少し緩んだが風があり寒さがつづく。まちを徘徊していると「寒いですねえ。いつもお元気そうですね」と女性から声かけられる。雑草に目が向く。一面が枯れ草のところは青い草が見当たらない。低木の常緑樹の周りにはヨモギやカタバミ、スズメノカタビラなど青い雑草がある。枯れていないわけはなんでかな。

　スーパーで寄せ揚げを買ってお昼は天ぷら蕎麦にする。「無駄な買い食いをする」と賢妻に小言を言われる。午後、千里南公園へ冬芽観察に出る。乙女椿は花芽をいっぱい付けところどころ開花している。クヌギ、サクラ、マンサク、ユキヤナギ、ウメの冬芽を見る。冬芽の下の葉痕をルーペで見ると人の顔のように見えて面白い。ウメも紅梅から開花が始まっている。ほのかに香りも漂う。もうすぐメジロなどが寄ってくるだろう。春の幕開けや。

　　千里みどりのさんぽみちの乙女椿並木に花芽がいっぱいついている。ところどころに早咲きが見られる。　　

　　千里南公園の梅林も花芽がいっぱい膨らみつつある。やはり早咲きの紅梅が香りを漂わせながらぱっちり開いている。　　

　　梅林の白い花芽。白梅だろう。がっちり丸まっているがじいわり膨らみ解けて行く。
梅林の冬芽ほどけて香り出す　龍尾
春寒の讃岐うどんやよし行こう　同