ノーやん日記パート2

風薫るメーデーと義母100歳を祝す

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 きょうはメーデー。風薫る5月に入る。アメリカの労働者が1886年5月1日、8時間労働制を求めていっせいストライキをした日を記念して第二インターナショナルはこの日を万国の労働者の団結の日とした。8時間労働制はいまや世界標準。さらに時間短縮と余暇を求めてたたかっている。しかし、日本の財界とアベ政権は、「働き方改革」と称して労働時間の規制自体をなくす「過労死促進法」とでもいうほかない時代逆行の法案を国会に提出し与党単独で審議成立を図ろうとしている。ぼくらの現役時代メーデーは労働者のたたかいの日であったがいまはどうなのだろう。寅さんじゃないが「労働者諸君、カローシなんてえことばもうおさらばしようぜ」。朝、一番に近くの診療所へ。左指先切断の処置をしてもらう。痛みもなく大したことではないが消毒と切り口恢復の処置の仕方を教えてもらう。

 「邪馬台国の全解決」を読んで、古代史の読み方は勉強になったがいまいちすっきりしないものが残った。あまりにも推論の強い書だった。あらためて故岡山大名誉教授・吉田晶さんの「卑弥呼の時代」(1995)を読み返す。「三国志」の著者陳寿の「魏志倭人伝」の史料的価値と邪馬台国の位置論をはじめきわめて実証主義的な論のすすめかたに引き込まれる。考古学や民俗学・文化人類学の知見も取り入れて弥生時代後期の倭人社会を論じる。説得力を感じる。

 弥生時代が「戦争の時代だった」という総括的な見方や父系母系の双系制社会だったという説の紹介など、モルガン・エンゲルスの母系制社会史論の図主義的な見方に注意を喚起するような論述にはっとした。お昼は、長芋の卸わさびでざる蕎麦。

 午後、買い物の手伝い。妻から携帯電話。義母がきょう100歳の誕生日を迎え、島根県津和野町の役場から町長も来て祝っていただいた、と末弟から電話があった。人生100歳時代を身近に思う。
          風薫る母の百歳祝うかな 昇龍子


 

 

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}宅配弁当の味わいはどうですか。便利になりましたね。手づくりの味も大事にしたいです。
fm
「風薫る母の百歳祝うかな」

風薫る五月、今日はじめて宅配弁当を食べたが、いよいよ本格的な老人になった気がします。ちょっとなさけない気もします。病院食ではないが、くどい外食に慣れたのかな、
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