未明の雷雨が上がりクマゼミの大合唱。日中は暑くなる。午前中、ペットボトルを片手に千里西町の花壇当番へ。雷雨のお蔭で水やりなし。清掃、花がら摘み、雑草引きなど。強制のない社会奉仕活動は高齢者にとって生きがいにもなり自分の健康のためにもなる。おしゃべりの息抜きにもなる。お疲れさん。
友人宅でしばし、老夫婦介護や老親子介護の話。介護されている夫や母親が手に負えぬ短気な言動を繰り返し、介護する側が精神的に参ってしまっているというケース。その種の悩みをしばしば耳にする。医師に相談すると、「MRI検査をして対処法を指導してもらってください」と言われたとか。認知症と言われていて治療法はないという。精神障害を認定されると交通費等の負担軽減はあるという。身内のことはなかなか打ち明けにくい。「奥さんが、なにより精神的にくじけず息抜きの時間もつくって元気を出してください。それがお父さんを支える力になるはずですよ」。分かったような分からん話、きょうもした。
いまは介護予防ばやり。お役所の話はそればっかしのよう。介護予防体操しかり。しかしすでに認知症が進行し家族・介護者が参ってしまっている現実に救いの手はあるのか。人生百歳時代は喜ばしいがその過程に発生している複雑な課題にわが身も重ねて考える。
熊蝉がおとなしくなる老介護 昇龍子