朝、近くのホームセンターへトイレットペーパーを買いに走る。16ロール×50mが398円。2袋を自転車に積んで帰る。1974・5年のオイルショックのころトイレットペーパーの買占め騒ぎが起きたんは千里からやったなあ。店頭からトイレット・ペーパーがパアッと消えよった。新聞紙を使うわけにもいかんしみんな真っ青になったなあ。
そのもひとつ前の終戦後、ポットン・トイレの時代は新聞紙みたいなんをくしゃくしゃにもんで使うてたなあ。薬局店の大家さんとこは鼠色の落とし紙が置いてあった。覚えてるよ。羨ましかった。わが父は排泄物そのものを肥樽でてんびん棒にひょいひょいかつぎ畑に再利用してた。どこにもあったニッポン風景。イギリスの外交官オールコックは「大君の都」で、そういうのを見て日本人は清潔で合理的な生活をしている、と褒めてたナ。
しかし時代の進歩は早い。原始的生活は文明化した。最新式のトイレ設備は機械が湯水で清掃し乾かしてくれる。ペーパーはほとんど使わんですむ。管理組合の会合でそんな話をしたら「お宅はまだウオッシュレットしてまへんのか。よほど貧乏なおうちでなけりゃ大概してはりまっせ」と言われた。その話を賢妻に話すと「そんな恥ずかしいこと言わんといて」と叱られた。恥ずかしながらトイレットペーパーを両手でもって帰るとこ誰かさんに見られてるかもしれん。
ナバナの話から脱線した。春の雨。昼過ぎから降りだす。花に愛着をもってもらおうとネームプレートに書く。10枚があっというまになくなった。とりあえず書いた分だけ花壇に立てる。
凍て土にひょっこり顔出すチューリップ 愚老
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ノーやん
fm
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