ノーやん日記パート2

凍て土解ける

画像
 曇りのち雨~。花壇をみる。土を触るとふにゃふにゃ。凍て土が解けている。萎れていたナバナが心成しか明るい顔色に見える(写真)。水やりせず。

 朝、近くのホームセンターへトイレットペーパーを買いに走る。16ロール×50mが398円。2袋を自転車に積んで帰る。1974・5年のオイルショックのころトイレットペーパーの買占め騒ぎが起きたんは千里からやったなあ。店頭からトイレット・ペーパーがパアッと消えよった。新聞紙を使うわけにもいかんしみんな真っ青になったなあ。

 そのもひとつ前の終戦後、ポットン・トイレの時代は新聞紙みたいなんをくしゃくしゃにもんで使うてたなあ。薬局店の大家さんとこは鼠色の落とし紙が置いてあった。覚えてるよ。羨ましかった。わが父は排泄物そのものを肥樽でてんびん棒にひょいひょいかつぎ畑に再利用してた。どこにもあったニッポン風景。イギリスの外交官オールコックは「大君の都」で、そういうのを見て日本人は清潔で合理的な生活をしている、と褒めてたナ。

 しかし時代の進歩は早い。原始的生活は文明化した。最新式のトイレ設備は機械が湯水で清掃し乾かしてくれる。ペーパーはほとんど使わんですむ。管理組合の会合でそんな話をしたら「お宅はまだウオッシュレットしてまへんのか。よほど貧乏なおうちでなけりゃ大概してはりまっせ」と言われた。その話を賢妻に話すと「そんな恥ずかしいこと言わんといて」と叱られた。恥ずかしながらトイレットペーパーを両手でもって帰るとこ誰かさんに見られてるかもしれん。

 ナバナの話から脱線した。春の雨。昼過ぎから降りだす。花に愛着をもってもらおうとネームプレートに書く。10枚があっというまになくなった。とりあえず書いた分だけ花壇に立てる。

凍て土にひょっこり顔出すチューリップ 愚老

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、そうでしょう。便利か知らんけど浪費や思います。排泄物も再資源化できまへんか。
fm
我が家もトイレット・ペイパーの消費はすくなくなりました。ですが、「ウオッシュレット」はエネルギー浪費の最たるものとドイツの学者が非難していました。ノーやん家はその意味で模範的なのでしょう。たしかに真夜中でも暖かいというのは問題ですが、老人には優しいですよ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事