乙女椿

　晴れのち曇りのち晴れ。きょうも東北関東大震災関係のニュースが続く。いっせい地方選挙が震災地をのぞいてはじまった。地方選挙とは言え、当然のことながら大震災の被災者を地域を超えてどう救済するか、潰れたまちをどう復興するか、被災地でない地域も災害への備えが問われる。大震災で目の当たりにすることになった地域社会のさまざまな問題と将来展望を考えるだいじな選挙になるだろう。日本はどう立て直しの道を選ぶのだろう。世界も注視するに違いない。

　友人にぎっくり腰の治療法を聞く。「ブロック注射がいちばんやで」。どこへ行ったらええ?○○××いろいろ教えてもらう。年寄りはよう知ってるなあ。ぼくは、せんちゅうのペインクリニックさんにお世話になっているのでそこで診てもらお。靴下やズボン穿くのが難儀するんや。いっぺん足のバランス崩し本箱のガラスをバリンガッシャン割ってしもた。たいしたことないとは思うがはよ治さんと…賢妻に叱られる。

　昼から、南千里のスーパーへ牛乳と酒を買いに行く。帰りに南公園に寄る。桃が満開だった(写真下)。千里みどりのさんぽみちは乙女椿が「満開」や(写真上)。いつも通る道。咲き始めは気付いていたがなぜきょうになって「満開」と感じたのだろう。自分にも分からない。人は見て見ぬふりして通り過ぎる。もったいないで。花がらはひとつも落ちてない。ボランティアが清掃したあとだからだろう。

　愚娘はけさも派遣の仕事に出かけた。派遣社員は交通費が出ない。なので交通費の節約のため4０～50分歩くことを覚えたらしい。健康にはいいかも知れんが、せめて通勤時間くらいはふつうの社員並みに保障してもらえんのかねえ。

日は暮れて乙女椿のこんもりと　愚老
曇る日の涙を仰ぐ藪椿　同
菜の花を捧げん東方の強き人　同