朝、千里中央のペインクリニックへ。「調子どうですか」「ハイ、だいぶよくなってきました。きのうきょうは痛みがぶり返していますが」。「目が赤いよ。眼科行ってますか」「ハイ、目薬をもらっています」。いつもどおり、首とデコにブロック注射。薬はいままで通り3週間分。待合室に置いている本「名医30」「医師がすすめる病院・医院」をなにげなくめくる。診療して頂いているM先生が紹介されている。ほおっ。
道すがら竹藪に生える葛の花に目を留める(写真上)。赤紫のきれいな花。竹に絡みつき竹もろとも横倒しになって咲いている。恋女房に抱きつかれたよう。葛は秋の七草の一つ。万葉集・山上憶良の歌にある。「秋の野に咲きたる花を指折りてかき数ふれば七種の花」「芽子(はぎ)の花尾花葛花撫子の花をみなへし又藤袴朝顔の花」。ナデシコ(写真下)はいまダイアンサスとよぶ。園芸品種は春から秋まで咲く。アサガオも園芸用に改良され夏の風物詩になっている。いまでは秋の七草に朝顔でなく桔梗を加えている。
子ども会の子らと100粒ほど種まきした向日葵が一向に育たない。わずか5株ほど。午後水やりしたがまだ咲かない。もう2学期なのに。気になって仕方ない。夏休みの観察日記に書いて下さいと言ったことが心にひっかかる。ごめん。おじさんも勉強します。お天気のせいにはできない。
千里南公園へ。きょうはバンの子らにあう。池の水が干上がって一部底土が露出している。親子合わせて9羽。
餌やりに来たおばちゃんを見るとみんな走るように寄って行く。ぼくの方にはこない。ちょっくら寂しいが仕方ないね。
葛の風咲き返したる裏葉かな 虚子
秘めやかに倒れて咲くや葛の花 愚句
撫子の行儀宜しき育ちぶり 同