思案しながら歳時記をみる。ぼくの手持ちの歳時記にはマリーゴールドはひとつもない。「おかしいぞ」。無視されているならよしっ…ひねくれ根性が頭をもたげいろいろ調べる。湯浅浩史著「花の履歴書」をめくる。「マリーゴールドには二つの大きな流れがある」。アフリカンとフレンチ。どちらも「メキシコからスペインに導入された」子孫。「日本には17世紀に渡来した」。引田茂著「花ことば」をみる。花言葉はなぜか「嫉妬」。フレンチ・マリーゴールドの和名は「コウオウソウ(紅黄草)、クジャクソウ、または万寿菊」、アフリカン・マリーゴールドの和名は「センジュギク(千寿菊)。といっても万寿菊に比べてそれほど花の寿命に差があるわけではありません」「パリのフランシス王の庭園にはいってから欧州各地に流れ出し、日本には17世紀にはいってきたといわれます」「どちらもメキシコ原産」。
和名で千寿菊と万寿菊の2種類あることが分かった。しかし実際はそんな区別はしていない。いっしょに扱っている。花の匂いを嫌う人もいるようだが、どちらも安くて長持ちし育てやすい経済的な花である。花種もイエロー、オレンジ、ホワイトなど豊富にある。マリーゴールドに感謝し乾杯。
万寿菊に負けぬ陽の下千寿菊 愚句
陽は昇る散水に踊る万寿菊 同
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ノーやん
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