ぶるぶる花見

　晴れ、日中一時日照り雨、午後晴れる。「寒いねえ」「寒いですね」。マンションの人こもごもおっしゃる。北西の風が吹き続け舞う花吹雪が地面に渦をまきつつ積もる。「寒いのはあと一週間ですよ」という人がいた。外の花見はぶるぶるや。昼はエリンギと冷凍肉団子と玉ネギ、ピーマンでナポリタン風パスタ。新玉ねぎを使うと甘みが違うね。小玉を一つ使う。ピーマンも細く縦切りし甘みをだす。あと鶏ガラスープの素と塩コショウで味付け。ケチャップとウスターソースは具材と別の場所で弱火で炒め湯切りしたパスタを入れて強火にしナポリタンにした。

　午後、千里南公園へ散策。きょうは花見のラストサンデーや(写真下=千里南公園)。あっちゃこっちゃブルーシートを敷いて防寒着を着こんで車座になっている(写真上=千里南公園の花見風景)。まるで氷上のワカサギ釣りのようなかっこうや。ご苦労さんなこっちゃ。せいだいアルコールで温もってちょうだい。鯉釣りの親子連れも防寒着スタイル。にわか雨が池面を走る。帰宅して「知られざる虚子」の小樽と登別温泉の旅のところを読む。小樽は長男年尾が小樽高商に進学したことで出向いた旅であるが北海道生まれの筆者栗林圭魚さんは知られざる事実を掘り起こしている。寒い北海道も一度は行ってみたいな。梅原猛さんの「羅漢」も面白く先を読み進めたい。まずは京都の禅寺にある16羅漢の“横顔”を読む。京都の禅寺は訪ねているが羅漢像を巡ってみたい。(写真中=愚老が植えたマンションのクリスマスローズ)
　　　　　　　　　　　　　　　冬着してまあるくなりぬ花見宴　龍尾
　　　　　　　　　　　　　　　鯉釣りの池面走る春北風　　同