ノーやん日記パート2

「カラスの教科書」を読んで

朝から小雪が降ったりやんだり。曇り。終日寒~い。部屋に籠って「キリスト教と笑い」を読む。「人間とは」といった感じの少し哲学めいた本。落語や漫才のような話ではない。昼はあたたかいきつねうどん。午後、スーパーへパンを買いに走る。元同僚のY君に会う。お孫さんの子守りにちょこちょこ大阪から来ているという。彼も南千里までパンを買って帰る途中だった。

 松原始さんの「カラスの教科書」を読んだ感想。さすがわが国のカラス屋ことカラス博士。ぼくがこれまでに仕入れたカラス知識はほぼ網羅している。行動範囲の追跡が簡単ではないカラスを相手に無駄も多いだろう研究活動に敬意を表する。カラス博士がカラスの行動を追跡すればするほど愛おしい感情が募るのもなんとなく分かる。

 しかし、園芸ボランティアをしている立場から見ると、カラスを益鳥と見るのか害鳥と見るのか。という基本認識については明瞭にしてほしかった。一応「害鳥」と書いているものの著者は、カラスを愛する立場である。人とカラスの生活に距離を置くことには消極的である。というよりカラスを排除するなという立場に見える。カラスの行動学は詳しいが人の生活への影響調査はあまり触れられていない。農作物のカラス被害や都市部でのカラス被害の調査・分析も知りたい。

 ぼくは早朝、カラスに襲われビニ傘を振り回して防戦したことがあるし、カラスに襲われてケガをした老人も知っている。カラスの群れが鳩の死骸を引きちぎって食べている現場も見ている。世界に例のない大都市にカラスが蔓延る日本的現象はどうしてなのか。ぼくの知りたいことは?のままである。
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  大阪はカラスが少ないというがそれは大阪市内のことで、千里はどこの公園へ行ってもカラスがわんさと棲みついている。緑が多く巣をつくるのに好条件。そのうえ餌にあるつける住宅地が密集している。  
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  緑化リーダー会が日常管理をしている千里局花壇のめずらしい雪景色。せんちゅう(千里中央)へ出る人や散策する人に喜ばれているフラワースポット。  
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  千里みどりのさんぽみちの乙女椿並木に咲き始めた花を撮ろうと近づいたら雀の群れがバタバタと飛び立った。塒だったのかナ。いや失礼失礼。
物音に椿飛び出す寒雀 龍尾

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}ありがとうございます。カラスと墓場は万国共通のようですね。それに冬の雪とくれば…いうことなしですか。
fm
「物音に椿飛び出す寒雀」

面白い情景ですね。この句好きです。雪の墓場に群がるカラスはロマン派ごのみです。カスパー・フリードリッヒをご覧ください。何を象徴しているのでしょう。死ですかね。
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