花売りに行列

晴れのち曇り。派手なアロハシャツに野球帽姿で外出。さっそく友人のHさんに「ええかっこうして」と冷やかされる。「いや、これしか着るもんないんや」。照れ隠し。このシャツ、たしか30代か40代の頃の着古しや。賢妻が衣替えで出してくれた。それを着ただけなのに。人の身なりはいろいろ観察されるんやなあ。夏とはいえ歳相応の服装に注意を払うべし。

　きのう、南千里のスーパー前で花の安売りがあった(写真上)。中高年女性がたちまち行列して買い求めた。みんな女性は花好きなんや。売り子の男性にいっぱい質問していたがオタオタして適当に答えていた。横で「違いますよ」とも言えずニヤニヤして聞いた。昼は山芋を卸した天つゆでざる蕎麦。

　午後、千里図書館へ「角川俳句大歳時記」(夏)を返本。その足で天六へ。天三の古本屋「天牛」へ。磯辺勝さんの「巨人たちの俳句」(平凡社新書)を買う。夕刻、年寄りばかりが寄り集まる天五の立ち飲み屋でビール一本、コンニャクとワカメで喉を潤す。
　　　　　　　　　　　　　　　草茂る坂の吐息の荒々し　昇龍子
　　　　　　　　　　　　　　　粟おこし雀に与えわれもまた　同