ノーやん日記パート2

春がぽつぽつ庭にきた~

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 晴れ。いいお天気。「おはようございます。色メガネかけてどうしたん」「目に花粉が入るのでかけてんの」。同じ階段のN奥さん。「きょうはぬくいでんな」「20度になるいうてまっせ」。同じ棟の亭主Nさん。

 手袋してジャンパー・コートを着て花がら摘みと水やりをする。パンジーの花がらはビニール袋いっぱいに。スズメノカタビラやハコベラ、オランダミミナグサも陽気に誘われて伸びている。抜く。汗が出てくる。手袋外してD花壇に回ると、クロッカスやデージー、ワスレナグサ、クリスマスローズが咲き始めている(写真上・下)。マンションの庭に春がぽつぽつやってきた。菜の花も、ストックも蕾が見える。チューリップもずんずん葉先を伸ばしている。

 お昼は、きのう阪神百貨店で買った瀬戸内・小豆島のオリーブ・パスタをいただく。ツルツルでモチモチの麺。いままで食べたことのないパスタ。オリーブ油は柚子、酢、白醤油、旨味、酒、味醂、バジルなどを加えてつくったドレッシングや。サニーレタスとトマト、茹で卵をのせてオリーブ油ドレッシングを振りかけるだけ。フライパンは使わない。ヘルシイでうま~い。忘れられん味。シャンソンでコマーシャルしたらヒットしそう。

 外は黄砂のせいかぼんやり霞がかっている。マスクをして歩く人も多い。久松潜一さんの「万葉集入門」を読む。大伴旅人の讃酒歌十三首には老荘思想が典型的に見られるという話が面白い。
この世にし楽しくあらば来む世には
     虫に鳥にもわれはなりなむ(三四八)
生けるもの遂にも死ぬるものにあれば
     この世なるまは楽しくをあらな(三四九)
 解釈は不要だろう。ここには、人は死ぬものという思想と来世思想とが歌われている。そして、
あな醜く賢しらをすと酒飲まぬ
     人をよく見れば猿にかも似る(三四四)
賢そうにモノを言うより酒を飲んで猿みたいになる方がまし。「旅人は現実逃避の享楽主義」と久松先生はおっしゃる。愚老もそのクチか。

ぼつぼつと庭先駆けるクロッカス 龍尾



 

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%トホホwebry%}恍達さん、おしいですね。しかし丈夫な花ですよ。こぼれタネからからも増えますから。
恍達
陽気に伸びる庭の草花を見て、「ごめん」とつぶやきました。
お世話になった同僚宅を訪ねた際、奥さんからいただいたクリスマスローズを今年の冬、枯らしてしまったのです。鉢に残った草を抜きながら、根は残っていないか、とたしかめたのですが。下向きに咲く薄い緑白色の花がくを気に入っていたのです。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%ごめんねwebry%}う~ん難問です。説明書きにあるのを紹介しただけです。ご自分で実験するしかないでしょう。柚子も本酢もそう多くはないでしょう。旨味はいりこ節と昆布と鰹節でつくったとあります。書きませんでしたが砂糖も入れています。
fm
オリーブ・パスタは初夏あたりに頂くとして、夏向きのソースの作り方をまた教えてください。「柚子、酢、白醤油、旨味、酒、味醂、バジル」のうち分からないもの、柚子と旨み。それに量がわからないです。小匙とか大匙とか。
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