手袋してジャンパー・コートを着て花がら摘みと水やりをする。パンジーの花がらはビニール袋いっぱいに。スズメノカタビラやハコベラ、オランダミミナグサも陽気に誘われて伸びている。抜く。汗が出てくる。手袋外してD花壇に回ると、クロッカスやデージー、ワスレナグサ、クリスマスローズが咲き始めている(写真上・下)。マンションの庭に春がぽつぽつやってきた。菜の花も、ストックも蕾が見える。チューリップもずんずん葉先を伸ばしている。
お昼は、きのう阪神百貨店で買った瀬戸内・小豆島のオリーブ・パスタをいただく。ツルツルでモチモチの麺。いままで食べたことのないパスタ。オリーブ油は柚子、酢、白醤油、旨味、酒、味醂、バジルなどを加えてつくったドレッシングや。サニーレタスとトマト、茹で卵をのせてオリーブ油ドレッシングを振りかけるだけ。フライパンは使わない。ヘルシイでうま~い。忘れられん味。シャンソンでコマーシャルしたらヒットしそう。
外は黄砂のせいかぼんやり霞がかっている。マスクをして歩く人も多い。久松潜一さんの「万葉集入門」を読む。大伴旅人の讃酒歌十三首には老荘思想が典型的に見られるという話が面白い。
この世にし楽しくあらば来む世には
虫に鳥にもわれはなりなむ(三四八)
生けるもの遂にも死ぬるものにあれば
この世なるまは楽しくをあらな(三四九)
解釈は不要だろう。ここには、人は死ぬものという思想と来世思想とが歌われている。そして、
あな醜く賢しらをすと酒飲まぬ
人をよく見れば猿にかも似る(三四四)
賢そうにモノを言うより酒を飲んで猿みたいになる方がまし。「旅人は現実逃避の享楽主義」と久松先生はおっしゃる。愚老もそのクチか。
ぼつぼつと庭先駆けるクロッカス 龍尾
コメント一覧

ノーやん

恍達

ノーやん

fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事