
あたたかな春の日和。朝は眼科へ。「具合はどうですか」「だいぶましになってきましたがもうちょいです」。眼圧検査・視力検査・暗室のようなところで先生が検眼をして「うん、徐々によくなっていますよ。角膜の周囲が炎症を起こしてます。塗り薬を続けてください。来週また、見せてください」。
マンションへ帰ると「きょうはあったかいですね」「そうですね」。「だいじょうぶですか」「ありがとうございます。外へ出て馴らしてまんねん」。これ、本日のあいさつことば。花壇へ行く途中、コンクリートブロック内に植え込んでいたクロッカスが1~2輪咲きだした。早春の花や。「悪口をいうな」が花言葉。愚妻にいうてやりたい。パンジーを植えているコンテナのひとつにマメカミツレが密集していた。全部取り去る。パンジーにのびのびさせてあげよう。チューリップも芽をだしている。
久しぶりに梅田方面に出向く。北大阪急行の駅まで行く通勤路に黄色の蝶が一つ、ぼくの目の前に現れた。どこへ行くのかなと振り向く。家の垣根を越えて消えた。梅田の駅を降りて地下街に出ると方角にまごつく。目をまっすぐにすると人が幾重にも見えぶつかりそうになる。弁護士事務所では単純だが頭を使う仕事をした。脳のトレーニングになった。おみやげに手作りのパンをいただく。
蝶一ッ舞台せましと狂ふ哉 一茶
蝶一つ現れ出でたる通勤路 愚句
黄蝶の踊り出でたる通勤路 同