ノーやん日記パート2

白百合と千日紅

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 曇りのち晴れ。夜明け前からカナカナの声。日中のクマゼミは衰え気味。主役はアブラゼミ。ジリジリジリ。足音を聞くとジュジュジュジュ~ウ。トーンダウンする。目にはさやかに見えねども蝉の声にぞ秋の色ありか。千里西町の千里局花壇では千日紅がポツリポツリ(写真下)。千里東町の中学校土手に白百合がそよそよしている(写真上)。千里北町の用事の帰り寄り道する。

 山田俊雄さんの「ことばの履歴」を読んでいたら、つい面白く寝読みした。「電覧」という漢語。こんなことば見たことない。人が見ることに対する敬語だったらしい。「御覧」という意味の。古文書・古記録の専門家斎木一馬氏が著作のなかで「…『日本国語大辞典』―全二十巻の電覧に費やした」と書いているので、山田先生がハテナ?と思いはった。自分で敬語の「電覧」とは。そこで、「電」の字熟語を繰る。電霞(オーロラ)、電影(シネマ)、電学(エレクトリシティ)、電飾(イルミネーション)、電信(テレグラフ)、電梯(エレベーター)。電光石火、電撃戦、電卓…いろいろあるがみんなスピーディという電気的読みや。現代では敬語的読みはしない。広辞苑には「天覧」はあるが「電覧」ということばはない。

 斎木博士も「拾い読みをしたにすぎない」といっていることから、ぼくがよくやるような斜め読み稲妻よみの意味で使ったのではないか。ことばの意味は時代とともに変わっていく。昼は素麺。午睡。
          南瓜煮て終戦72年過ぐ 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
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{%笑いwebry%}退院後、ずうっと南瓜、芋、枝豆を常食しています。
fm
「南瓜煮て終戦72年過ぐ」

疎開先の金沢の親戚宅に備蓄してあった南瓜を思い出します。
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