百池の原句は、「西山のたな曇りよりしぐれ来ぬ」。これに対して意見を求められた蕪村は、いいように聞こえるがこれでは「くそ」のような句や。ここは「時雨哉」と哉留めにすべきで「たなぐもりより降りはじめたるしぐれかな」と私見を返している。しかし、「所詮、尾(尾張)と愚老とは俳風少々相違有之候ゆへ(故)添削もいたしがたく候」と添削は手控え、「とかく尾(尾張)の了簡次第に御直し置可被成候」と進言している。「あらやかましのはいかいせんぎ(俳諧詮議)やな。所詮とやかく理屈をこねるほどの句ニても無之候」と言いながら。名古屋の暁台一派の理屈こねには蕪村はへきえきしたようや。
昼は山かけそば。きのうの天婦羅そばの汁が残っていたので椎茸を入れて温め、長芋の残りを卸し、わさびと生卵を乗せ天汁をかける。ネギを散らす。薩摩芋と生姜の天婦羅も載せる。写真上=モノレール千里中央駅前花壇のビオラ。パンジーだという人がいたがどっちでもええ。同類や。下=桃山台駅前のさくらの花芽。
足もとに囀り来る河洲かな 昇竜子
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ノーやん
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