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ノーやん日記パート2

手紙で知る蕪村の句づくりの心

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 晴れ。寒いが風のない分まし。「蕪村全集」五書簡の読み方を勉強する。全巻通読してから勉強するオーソドックスな方法もあるが、先の短い老人にとっては、手っ取り早い方法をあらかじめ考えることや。手紙から「句づくりの心」を拾ってみる。マトを定めて拾い読みする。

 安永6年(1777)5月24日。大坂の門人正名と春作に宛てた手紙。娘くのを嫁ぎ先から引き戻した事情を認めた中に、「さみだれや大河を前に家二軒」と「涼しさや鐘を離るゝ鐘の声」の句を書き、「右は当時流行の調にては無之候。流行のぬめり(平凡陳腐)いとはしく(いとわしく)候。」と書き添えている。

 つまり、この句は、いまはやりの写生句やおまへん。はやりの写生句風の陳腐なことやりきれまへんな。そう言われて読み返すと、なるほど、この両句、劇好きの蕪村独特の余韻と言おうか言葉ではいいがたい句表現である。ひと工夫凝らした句の味わいがある。日本的文化の原型のようにも読み取れる。昼は天婦羅そば。娘の勤めるコンビニの売れ残り品で。午後、スーパーへパスタ、讃岐の乾麺、焼酎を買う。写真上=蕪村の手紙、下=フラワーアレンジメント。
               冴え渡る枝は雀か鶯か 昇竜子
               

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}そうです。蕪村に肖った愚作です。とても佳作とはいえません。
fm
「冴え渡る枝は雀か鶯か」

気分だけは春ですね。この句は春向きの句ですよ。佳作かな。
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