柳昇師は、古典ネタを現代風にアレンジする名人芸。「野ざらし」は怖い話で噺のスジは両師同じなのだが話芸がまるっきり違う。志ん朝師は、得意の小唄芸を挟んで笑わせ、小三治師は、俳句を織り交ぜ表現力抜群の爆笑芸。同じ噺でもこんなに違うのか。わが俳句もかくありなん。
「野ざらし」といえば、芭蕉の「野ざらし紀行」を思い浮かべる。「千里に旅立て、路粮をつゝまず…」「野ざらしを心に風のしむ身哉」。きょうは昼間も薄暗くちょっぴり寒い。毛糸のジャケットを羽織って用事する。あすも雨予報。写真上=雨の千里南公園。下=南千里のショッピング街
野ざらしの高座にとどむ秋の夜 昇龍子
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ノーやん

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