ノーやん日記パート2

鎮魂の灯

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 雨。一日しとしと降る。なんとなくもの憂い。きょうは外出の予定がないので部屋に籠る。ちょっとだけ花壇をのぞく。

 クロッカスは花弁を閉じている(写真上)。雨の中、まるで蝋燭の灯のように明るい。鎮魂の花か。東北大地震から間もなく一周年。犠牲者を弔って咲いているようにもみえる。その脇でチューリップが地面から縦隊をなしてせりあがりつつある(写真下)。春の交響詩が間もなく開演する。ぼくは舞台袖でじっとみる。

 シャンソン歌手・別府葉子さんの「私の心はヴァイオリン」「愛の讃歌」「サンタマンの森」をタダ聴きする。ブログで。
ふと、少年時代に口ずさんだヴェルレーヌの詩、「秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/身にしみて/ひたぶるに/うら悲し…」。ノータリンの脳に蘇る。ふしぎや。「サンタマンの森」もなんとなく少年時代を呼び起こされた。

 上田正昭さんの「大和朝廷」を読む。

鎮魂の明りを灯すクロッカス 愚老
そぼふるや鎮魂の灯のクロッカス 同

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ありがとうございます。ぼくの目にはそう映ります。ハッとさせられる灯りです。
fm
「鎮魂の明りを灯すクロッカス」

クロッカスを灯りに喩えた詩人は初めてです。新鮮なイメージと感じられますが。
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