初雪草の開花が目に留まる(写真上)。夏から秋にかけて咲く。さわやかな花。北側には小花を穂状につける水引が秋を感じさせる(下)。花葵に大蟻がよじ登り花がらを摘むと腕に這い登ってくる。葉も虫食いだらけ。同じアオイ科でもワタの花には蟻は集っていない。なにが違うのかな。花と虫の関係。庭にアシナガバチがくるというKさんの話から飛躍して終戦後、真綿を使って地蜂の巣を見つけ蜂の子めしを食べたという話、イナゴやカミキリムシの幼虫を食べた話などいっぺんに田舎の昔話になった。老人は昔話をするといきいき目を輝かすね。少年少女に戻る。
淵明の酒にくすっと初雪草 昇龍子