「この百合終わったらスカシユリの横へ植え替えへんか」「そやな」。いい香りがする(写真上)。ユリの花をみると爺どももわくわくするらしい。清々しい気分。
プレイロットへ回ってペチュニアの花がらを摘む。A棟玄関はサフィニアやビンカが咲きこぼれている。部屋に戻り仏文学者・栗田勇さんの「花を旅する」(岩波新書)を読む。一年12カ月の「花」を12章に取り上げ日本人の花心を探る好著。一読はしたが百合を取り上げているので読み返す。氏はユリは花の女王と評す。百合にまつわる興味深い話を綴る。「万葉集」や「梁塵秘抄」「源氏物語」「山家集」に詠われている百合の花を紹介している。「源氏物語」では、頭中将が
それもがと今朝開けたる初花に劣らぬ君が匂ひをぞ見る
と歌えば光源氏が
時ならで今朝咲く花は夏の雨にしをれにけらし匂ふほどなく衰へにたる物を
と答える。
古今、百合は艶っぽい恋の花のようだ。
きょうは、年に二回の健診日。結果は後日知らされるが胸部のレントゲン写真や眼底検査、心電図検査の結果では前回と変わりがない。高血圧と動脈硬化の兆候がレベル1程度見られるという。やれやれ。朝飯抜きでお昼になったのでぶっかけ讃岐うどんとちらし寿司を注文。外食する。
帰宅するとTVは消費税増税と社会保障後退の“一体改革法案”がきょう午後、衆院本会議で自・公・民・国民新党の賛成多数で可決するというニュースを流している。賢妻が怒りまくっている。「民主党が割れるかどうかなんてどうでもええ。消費税増税をどうしてくれるんや。それをちっともいわんTVもひどい」。ふんふん頷いて聞く。生活への影響がどうなるかさっぱり判らんな。大企業の負担が助かる財界筋はホクホク顔で笑いが止まらんやろナ。要求したことがかなったんやから。
白百合に惹かれ爺ども多弁なる 愚老
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ノーやん

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