人類よりはるか大昔2億年以上前の爬虫類時代から生き続けているセミ。オスの成虫だけが鳴く。日本の蝉の場合多くは地中生活7~8年。成虫になってからはわずか数日のいのちという。夏だけのわずかな日時に子孫を産み継ぐ。オスが喧しく鳴くわけが分かる。哀れさを覚える。なんちゅうて鳴いてるんやろ。
一転、近頃不思議に思う日本語(漢字)のこと。「大地震」。TVではみんな「オオジシン」という。「ダイジシン」とは言わない。なんでやねん。阪神淡路大震災とか関東大震災とか言うやんか。「ダイジシン」と。なのに揺れるときだけなんで「オオジシン」いうんや。井上ひさし先生は、漢語の上につくのは「ダイ」、和語の上につくのは「オオ」と覚えておけばいいという。大雪、大雨、大広間、大雑把…てな具合に。ほたら、「地震」は和語で「震災」は漢語なん?弱いおつむはこんがらがってわけわからん。
ついでに愚老のための国語教室。「らしい」は推量・推定の助動詞。例「たいしたことはないらしい」。接尾語の「らしい」は名詞などに直結し形容詞をつくる。例「人間らしい」「最悪らしい」。「らしい」の上に「た」が入ると…。「惨めったらしい」「馬鹿たらしい」「憎たらしい」。アホたらしい。爺が俳句をやめたらしい。
雷雲を燕ひねもす待ちたるや 愚老
落日の余命いくばく油蝉 同
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