「寒いでんな」。会う人会う人、しかめっ面で背中を丸めマフラーを首に巻いてごあいさつ。遅い昼食後、きょうも南千里の公園へ散歩する。みどりのさんぽみちを歩いている途中、鳥声に足を止める。椋鳥や(写真下)。なんでこんなぎょうさん?よく見ると、枯れ木下にあるトウネズミモチの青黒い実を順番に啄んでいる。いい餌場になってるんや。食い争いをしている様子はない。
公園の北側に入る。牛首ヶ池北端の葦の間に白鷺が2羽寄り添うように立っている(写真上=右がチュウサギ、左がコサギ)。そこへ鵜が一羽近づいて、もぐりをはじめ首を出しては口をパクパクさせている。餌を獲ったんや。白鷺は知らん顔。そこへまた軽鳧が六羽着水。鵜のまねをして水中に首を突っ込む。「チュウサギとコサギ仲ようしてんな」。ぼくに近づいてきた老人が言う。「あれチュウサギ言いまんのか」「そや、ダイサギ言う人もいるけどな」。嘴が黄色い。コサギは身体が一回り小さく嘴が黒い。みんな仲よしや。
池の南側に回る。軽鳧の群20羽ほどが老人からパンか何かをもらっている。鵜の2羽は人に近づこうとしない。池の真ん中で不動の姿勢。この池で鷺が餌を漁っているところをぼくはまだ見たことがない。何を食って生きているのかな。仙人見たいや。野鳥たちが仲よく生きていくことを願うよ。
鷺の二羽寄り添うごとく葦の間に 愚老
凍てつくやしかめっ面を隠しつつ 同
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ノーやん
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