夏は来ぬ

　朝のうち夏日。ＢＢＣの日本人音楽家特集番組を聴きながら自宅でガサゴソする。午後、糸こんと娘の弁当用果物を買いに家を出る。東町のスパーへ。が、いい品物が見当たらない。東町へ来たついでに、こもれび通りと長谷池こと河童池を見に行く（写真）。こもれび通りは、真っ白な卯の花が目立つ。もうすぐ梅雨や。アカシアの花はすっかり落ち、緑がこんもりしている。“河童池”は菖蒲と蓮の花が咲き続け、驚いたことに鷭が10羽もいて蓮の葉の上をあるいている。パンをちぎって放り投げている爺さんのところへ寄って啄んでいる。

　東町から吹田まで出る。途中、牛首ヶ池の軽鳧の子を探しに立ちよる。きのうといっしょ。親鴨は2羽いるが子鴨はいない。不思議やなぁ。だれかに聞きたくなったが、それらしき人はいない。気になるなあ。気になりながら吹田で糸こんにゃくといちごを買って帰る。

　3時過ぎ、雷がごろごろし始める。ちょっぴりにわか雨。すぐ止む。夏が来よった。

卯花の母なき宿ぞ冷まじき　芭蕉

ちょっぴりと雷来たり雨来たり　愚句
鷭十羽蓮の葉上を歩きおり　同
どこ行った軽鳧の子六羽きょうも見ず　同