季節の変わり目にたち、ふと陰と陽を考える。こころの持ちようも人は陰と陽のこころが最後まで右左するのではないか。漱石の「こころ」を読んでいるとそう思う。父親の、死を前にした一進一退の容態と気持ちの変動。汐の満ち引きのごとく終焉を迎える。眠るように。そうなりたい。が、まだくたばるわけにはいかぬ。喫茶店の壁に張り出された七〇、八〇、九〇、百歳の長寿訓をコーヒー飲みながら考える。もうじき75歳。
あすは雨春めいてきたきのうきょう 昇龍子
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ノーやん

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