ひまわり畑。強い風で10コ横倒し。支え棒が抜けたのもある(写真下)。支え棒は立っているのに茎がポキッと折れたのもある。意外と管理がむつかしい。「風の強い日が続きまんな」「そうでんな」。職員さんと立ち話。風で木の葉が枝ごと舞飛ぶので清掃作業も大変なんや。ご苦労さんです。
敷地内の梔子の白い花が香気を放つ(写真上)。近寄って見る。八重のくしゃくしゃ咲き。六弁花。緑いろの筋のある萼が7本細長い。葉は対生。艶々している。数年前、青芋虫に葉をすっかり食い荒らされたことがある。部屋に戻って色々調べて見る。アカネ科の常緑低木。学名:Gardenia jasminoides。原産地:日本、中国、台湾。日本書紀、古今集、源氏物語に名が出ているという。花期は6~7月。花は食用、染料、薬用にもなる。芳香を出すのでお香の材料にも。トロピカルフラワーとして南太平洋のタヒチでは女性が髪飾りにするという。「くちなしの花」は愚老が飲んでカラオケする時の歌。「黒い花びら」とともに歌う。梅雨時に挿し木すると活着がよいそうな。果実は11~12月。「大言海」に「口無ノ義、實、熟スレドモ、開カズ」とある。なんで梔子になったんかなあ。巵の字源を探す。「シ」のもとの意味ー「さかずき」とある。花片を盃に浮かべて一杯やることかな。盃の花は桜と菊ばかりではない。トロピカル焼酎もよかろう。試してみよう。
盃に梔子浮かべ花学する 愚老
梔子を一輪茶室へ琴調べ 同