紫羅欄花（あらせいとう）

　晴れのち曇り。きょうは２月最後の日曜日。なんとなく忙しい。朝は南千里へコメを買いに行き午後は千里中央へトイレットペーパーを買いに行く。さつまいもの「激安」を見つけ安値の玉ねぎとピーマンも買う。きのう庄内市場で４把１００円の三つ葉、２ケース１００円のシメジ、４本１００円の人参を買って千里との価格差に驚いた。千里はモノが高いなあ。妻が家事できなくなったせいかサイフが敏感になる。

　ストックが庄内の歩道にも千里こぼれび通りにも咲いている（写真上＝千里こぼれび通りのフラワーポット、下＝庄内東町の歩道花壇）。ストックの和名はアラセイトウ。漢字で紫羅欄花と書いてそう読ませる。なんでや。調べてみると葉がポルトガル語のラシャ（ラセイタ）に似ていることから「葉ラセイタ」と呼ばれるようになり、訛って「アラセイタ」になったとか。ほんまかいな。園芸仲間ではみな「ストック」といい「アラセイタ」などという人はいない。俳人の間で好まれる言葉らしい。地中海沿岸が原産地。アブラナ科の多年草とされるが園芸では一年草扱いや。日本には寛文年間（１６６２～１６７３）に渡来したという。ウオールフラワーといえばニオイアラセイトウのこと。
　　　　　　　　　　新妻の手に匂へけりアラセイトウ　たかし
　　　　　　　　　　あら咲いたわね皺の手に紫羅欄花　昇龍子