大阪府議会本会議で昨夜からきょう未明にかけ、橋下徹知事率いる大阪維新の会が教職員の“君が代起立条例”と府議会議員定数削減条例を強行可決した。どちらも数にものいわせた橋下ワンマン体制への布石だろう。ネットにはよくやったというコメントがずらり並ぶ。
“先生起立条例”。「教育についての責任の所在が分からない」だから「首長に権限と責任をきちんと持たせて、そのかわり政治の不当な教育介入にならないように監視委員会みたいなものを置く」(橋下知事の記者会見)という。
教育の中立性などなんじゃらほい。小沢一郎さんや中曽根康弘さんの意見も聞いて起立条例の腹を固めたんやて。むべなるかな。教育関係者や法曹関係者からは強制条例は憲法違反やと猛烈な批判を浴びているが、知事は「表現の自由があるといったら素っ裸で表を歩いていても表現の自由と言えるのか」とチン論を吐いて自己弁護する。「公務員の身分保障があまりにも強烈にありすぎ」なのでそれをただすんや、上司の命令に従わせるんやとも言っている。世論が割れている問題を力づくで押し切るというのは、独裁者が好む手法だ。東京と大阪の二つの大都市で起きている事態は軽視できない。
議員定数削減条例。府民の多様な意見を反映しかつ行政の暴走をチェックする役割を担うのが議会。その定数は、10万人に一人という“橋下基準”。それで現行の109人から88人に減らした。「ものすごいエネルギーのいる改革」(知事)という。それも主要会派欠席のなかでの大阪維新の会による強行可決。議会制民主主義も無視する。ひどいねえ。一種の集団ヒステリーですな。きのう4丁目の田んぼで田水を引いてすぐ蛙が大合唱しているのに驚いた。そんなに早く鳴くもんかねえ。歩いていると突然鳴きやんだ。不思議や。
田水張るたちまち夜に蛙鳴く 愚老
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