また、寝ころんで安富和男さんの「虫たちの生き残り戦略」 と手塚治虫さんの「昆虫つれづれ草」を代わる代わる読む。宝塚に住んではった手塚治虫さんは大の昆虫好きだった。昆虫の宝庫箕面へでかけオオムラサキを採集したときのことを書いている。上島鬼貫の「行水の捨て所なし虫の声」や小林一茶の「やれ打つな蠅が手をする肢をする」をよんで、虫と人との関係に注目した。慈悲深い一茶には、「もし彼が、蠅が手をすり肢をする理由を知っていたら、『やれ打つな』と発句しただろうか」と疑問を投げかける。「蠅がきれい好きで」体をこすっていることを知っていたなら、「私が一茶の代わりになって拙い一句」をと謙遜しながら詠む。
やれ打つな 蠅の化粧の 終わるまで 治虫
きょうの朝・昼・晩は妻がつくってくれたおにぎりですます。お昼すぎ、花くらぶ副代表を務めていただいたFさんの訃報を聞く。敬虔なクリスチャンで献身的に花壇づくりに尽力いただいた。心からご冥福をお祈りする。永遠の別れ。避けがたいことだけど淋しいね。ひょっとすると今日の雨は涙雨だったのかもしれない。(写真上=千里みどりのさんぽみち、下=堂島川を上る遊覧船)
緑陰のトンネル注ぐ涙雨 龍尾
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ノーやん

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