ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

紫陽花のミニミニ文化史

2013-06-03 | 日記


ほんとは昨日、水元公園で菖蒲の撮影会とバーベキューの予定。
でも、雨の予報で止むなく延期・・・・何だよ~、と幹事さん、悔しがったことでしょう。
梅雨はもう明けたのかい? と皮肉の1つも言いたくなります。

週間予報を見ても雨マークは見当たりません。
雨量も例年の半分・・・・梅雨入り宣言でほっとした農家の人もガッカリでしょう。

この季節、真っ白な紫陽花が6号線沿いの車の販売店の敷地に咲きます。
もう咲いたかな、と散歩がてら見に行きました。
残念ながらまだ咲き始め・・・・うす緑が多く、白い花はわずかでした。

紫陽花と書いて、なぜ、あじさい、と読むのでしょうか。
語源が気になるので調べてみたら、ずいぶん色々あるようです。
その中で、わたしが勝手に、そんなところかな、と思ったものを2つ。

「あじさい」の「あじ」は「あつ」で集まること、「さい」は真藍(さあい)の約。
「あぢさい」の「あぢ(味)」は褒め言葉、「さい(狭藍)」は青い花の色。



八仙花、七変化、線繍花、紫陽草・・・・異名や表記もいろいろあります。
花の色が変化するところから、気の変わりやすい人を指す言葉としても使われます。
もっとも単に気が変わりやすくてもダメ、綺麗な、と条件がつくのでしょう・・・・。

古くは「万葉」に詠まれています。
 あじさいの八重咲く如く彌(や)つ代にもいませわが背子見つつ偲はむ〈橘諸兄〉
平安の頃はなぜかほとんど詠われなくて、あとは近世になってから。
 紫陽花や藪を小庭の別座敷(芭蕉)
シーボルトが愛人のお滝さんの名からオタクサと名付けた・・・・と何かの本で読みました。

ぐっと近くなって昨年の脱原発デモのことを「紫陽花革命」と呼びます。
アジアの民主化運動「ジャスミン革命」に倣ってのこと。
でも、デモも下火になり、現政権は原発推進に逆戻り、革命とは程遠いようで・・・・。

ところで、あじさいの漢名である紫陽花(しようか)は、本家ではライラックを指すのだとか。
これまた、ところ変われば品変わる、の見本なのでしょうか。

 

写真を撮るには、ガクアジサイのほうがお気に入り。
新種のように思っていましたが、もともとこちらが古来からある花と知りました。

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