歯が急に痛み出してきました。
水を飲んだりすると、じわ~っと滲みてきて痛い。
そのうち、痛みが脳天まで突き上げきます。
ひ~っ、と叫びたくなるほどの痛さです。
それでも医者嫌い・・・そのうち自然治癒力で何とか直るさ。
「そんなの治らないわよ。電話して歯医者さんに行ってきなさい」
ハイ。わたしも痛みを我慢できません。
でんわ急げ。診てほしいんですけど・・・。
「すぐ来られますか?」 5分で行けます。
「じゃ、すぐ来てください」 ハイ、お願いします。
隣の集合住宅の1階にある歯医者です。
「歯が少しぐらついていますね」
そうなんです。もう抜かないとダメなのでしょうかね~?
「歯茎が下がってきて、歯の根っこがかなり露出しています」
そうですか。抜いたほうがいいなら抜いてもかまいませんけど。
「とりあえず、神経だけ抜きましょう」
麻酔をして、待つ間に、先生はもう一人の患者の治療。
終わって、わたしのほうを、ガリガリ、ギリギリ、グリグリ・・・。
歯の治療は拷問のようで、ほんとイヤなものです。
「夕食まで、治療した歯は舌で触ったりしないように。水は飲んでもかまいません」
はい、わかりました。
「来週の月曜か火曜にもう一度来られますか」 はい、それじゃ月曜日に。
すぐ診てもらえる歯医者が近くにあるのは嬉しいものです。
腕はたしかで親切。その気になれば大繁盛する歯医者さんです。
でも、あまり商売っ気がなく、予約も30分に一人くらいしか入れません。
口コミで宣伝してあげたいところですが、やめています。
千客万来、となったら、わたしがすぐ診てもらえなくなるので・・・。