ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

馬肥ゆる秋

2017-10-12 | 日記

この夏は、スーパーへ行くたび、カットされたスイカを購入。

包丁で切る必要もなく、ラクに食べられます。

そのスイカも消えて、いまはブドウ、ナシなど秋の果物。

 

昨夜、夕食後のデザートはいただきもののナシでした。

豊水とかいう品種でしょうか、かなりの大きさ。

食べて見たら、みずみずしいのですが大味・・・昔の二十世紀の味がなつかしい。

 

さて、天高く馬肥ゆる秋。

収穫の秋を表す時候の言葉として今でも使われます。

でも、昔の中国では、警戒の言葉として使われたよう。

 

といっても、食べ過ぎ、太り過ぎにご用心、という話ではない。

秋になると収穫物を略奪しに、北方から騎馬民族が肥えた馬に乗ってやってくる。

だから、警戒せよ、戦いの準備をせよ、という合図の言葉として用いられたといいます。

 

「雲淨妖星 秋高塞馬肥」が元の漢詩の一節。

妖星は不吉なことの喩え。塞馬は北方の馬の意。

味覚の秋の言葉も、さかのぼれば略奪につながるとはなんとも味気ない。

 

ブドウ、カキ、リンゴ。

獲らぬタヌキの皮算用、暮れまでによそから貰えそうなものをあれこれと・・・。

これらはスーパーでは決して買いませぬ。

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