(た)のShorinjiKempo備忘録

※注:本ブログは(た)個人の見解に基づいており、如何なる他の個人・団体の見解を解説・代弁するものはありません。

屈身蹴

2025年01月23日 | 少林寺拳法
備忘録、という事で今まで少林寺拳法(以下SKと略す)について考えてきた事を、自分がボケる前に記しておこうと思うのですが、ブログの説明に書いてある通り、
※注:本ブログは(た)個人の見解に基づいており、如何なる他の個人・団体の見解を解説・代弁するものはありません。
SKの技について考察はするのですが、もし本部の公式見解と矛盾していたら、私の方が間違っていると考えて頂いて差し支えありません。個人の備忘録ですから。。


     ◆     ◆     ◆

屈身蹴は旧・科目表では、2級科目で登場した仁王拳(上段単撃に対する技法)の法形ですが、屈身突と同じ枠に入っており、同時習得でした。屈身突同様、横振突攻撃に対して屈身受で潜り込みながら反撃します。
屈身突同様、攻守の体格差が重要で、小柄な攻者に対して大柄な守者なら屈身がどうにも窮屈になるので、押受を選択した方が良いかも知れません。しかしそうした場合でも、修練としては楽しんでやって欲しいと思います。

屈身突と連続で修練する上で意識すべきなのは、屈身から蹴り間合いを確保する為の流水をスムーズに行なう、という事でしょう。屈身突の時には低い姿勢の儘、身体を逃す事なく突きを叩き込む意識が必要でしたが、それでは蹴りは出せませんので、元の前足を若干外に捌き、屈身-流水による体重移動を行ないつつ直ちにその足を軸足とした蹴りを放つ必要があります。屈身突の時より若干身体を抜く意識でやるとやり易いと思います。何れにしても屈身突と屈身蹴では体捌きは同じではない、流水の捌きの程度が異なる、という意識が重要です。

     ◆     ◆     ◆

屈身突と屈身蹴では屈身-流水の体捌きに違いがある訳ですが、「屈身突蹴」ではどうしていますか。両者(屈身突→屈身蹴)の体捌きを滑らかに連続させる意識、或いは屈身蹴の捌きの途中で一回突きを打ち込む、という様な意識で私はやっています。
「屈身突蹴」は詰まり「屈身突-連反攻」という事ですが、わざわざ独立した修練項目として科目表にも記載されています。

もう一つ、屈身蹴-転回連蹴という科目もあります。
これも教範には特に独立項目として解説されてはいないのですが、昇格考試の規定組演武として出てきます。これは蹴ったあと素早く回転しなければいけませんので、剣道の抜き胴の様な意識で、蹴り足を向こうに下ろします。蹴り足の着地の段階で身体の回転を始めないといけません。すぐ振り向いて攻者の方を確認する事が大切です。
蹴り脚の着地点が次の足刀蹴(後ろ蹴の)軸足になるので、位置取りが大切になります。私が習った時は、最初に捌いた脚(屈身蹴の軸足)と、蹴り脚を下ろす場所(足刀蹴の軸足)は、攻者に対して三角形になるように指導されました。
中々難しい科目だと思います。

打上突 屈身突 屈身突蹴 short ver. 連続複数法形修練;金剛禅総本山少林寺公式Chより
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