遠征は今年最後だな-と言うことで、気になっている場所をチェックするため新潟へ。
午前中に現地へ到着して、いざ山へ!
初夏に訪れたときと少し雰囲気の変わった道を50mほど進んだときに、いつもと違う臭いがしているのに「何の臭いだろー?」位しか考えずに、
熊よけ鈴をチリンチリン鳴らしながら先へ進む。
と、しばらく歩いて行ったとき数メートル先の藪の中から「ぐるるる」とも「ぐおー」ともつかない大きな唸り声が1回聞こえて「んっ?」と思い、
立ち止まって周囲を確認しても何も見えず、あたりは川の音しかしない。
でも、聞こえたのは絶対に目の前の藪の中。
そしてそこで一瞬考える、イヌにしては声が違うしこんな所にいるわけは無いし唸り声が大きすぎる、イノシシはあんな声は出さない、
シカやカモシカもあんなんじゃない、タヌキやキツネに至ってはもう論外、と言う事でツキノワグマに決定。
こちらから姿は全く見えない(向こうからは多分丸見え)状態だったので、「大変失礼しました」と小さく会釈してそっとその場を後にすることに。
行きたかった場所は、この道の続く先。(十分な距離を退散してから撮影)
と、言うわけで山行き終了でした。
しかし今思うと、姿見ずの状態で良かったなー、と思います。
目の前に出てこられたら、冗談じゃ済まない状態になっていたかもです。
今回は本当に運が良かったです。
聞いたところによると、クマも独特の臭があるそうで漂ってた臭いもそのサインだったのかも知れません。
野山にいるときは、今よりも更に気を配っていないとダメだな、という良い教訓になりました。
また、以前から気にしないやつは気にしない、という話は聞いていたけれど、確かに熊よけ鈴は気休めだなー、と思ったり……。
でもまあ、遭遇したのは生まれて初めてだったので、やはり一定の効果もあるのかも知れないなー。
現在、熊スプレーを買おうかどうしようか検討中です!
そして、とりあえず山へ入ることが出来なくなったので、紅葉見て回ったり鮭の博物館へ行ってみたりしてきました。
紅葉も綺麗だったし鮭の博物館も面白かったので、それについてはまた次回に!