ちっちゃな石と、つくしんぼと、カツオブシと。

長女こいし、次女つくしのだるだる感満載漫才万歳な成長記録デス。つくしは長期入院→年1受診。カツオブシの里親になりました。

お産4

2006年06月09日 | 日々懺悔な生活
母が帰ってほどなくして、痛みよりも今度はいきみが逃せなくなってきた。
体が出したいって言ってる!

ちょうど助産師さんが来てくれたので、
もうダメですー。いきみたいですー、出したいですー、と言ってみる。

思ったよりも早くお産が進んでいたようで、すぐにお産準備が始まった。
今まで横になっていたベッドが分娩台へと変身。(看護師さんが手動で。)
いきむときに握る用に手すりが出てきた。ほほー。これ握って力いれるのね。


インターネットで誰かのブログに初産で35回いきんで出産した、って書いてあったけど、どんなもんなんだろーか。
などと思いながら、
痛みと助産師さんのかけ声でいきみ、リラックス、を繰り返す。
いきめるって素晴らしい。(*´Д`)=з
最初はいきむときに息の吸いが甘くて、あんまり力入れられなかったりで、無駄な?いきみをしてたけど、
だんだんコツがつかめてきた!

今骨盤に頭があるから一番痛いよー、頑張って!と言われたけど、
もはやどこが痛いのかもわからない。
骨盤よりも腹の方が痛いよ。

そのうち頭が出てきた、と言われ、
がぜんやる気になる。

はよ出てこい!
頑張れー!


もう出るよ!
あとちょっとだよ!
と看護師さんたちが励ましてくれる。


にゅるーん、という感覚のあとに、
お腹がスッキリ爽快!
35回もいきんでないと思う。思ったよりずっと早く出てきた。

思わず「あ~、スッキリした!」と言ってしまい、スタッフの失笑を買う。
だってー。本当にスッキリだったんですもの。
あんなに痛かったのが嘘のよう。

元気な産声も聞こえてる。
18時28分、3098グラムの女の子。
へその緒の処置後、すぐにお腹の上に置いてくれ、記念撮影。
いやはや、感激です。
元気に生まれてきてくれてありがとう!

…が。そのあとの処置がめっちゃくちゃ痛かったー。
麻酔注射も痛かったし、縫うのも!
おまけに糸が通る感覚はあるからなんだか気持ち悪いし。
それにしてもいっぱい縫ってるなぁー(そんな気がする)。
先生に「動かないで」と怒られつつも
なんとか拷問のような処置終了。


その間にお子はきれいになって、
おべべも着せてもらって、
ベッドに寝かされていました。

お目目をぱっちり開けて、指しゃぶりしてる…。

うーん。
眉毛の感じとか、なる様父にソックリ。

家に帰った母がまたやってきてくれました。
帰したのは間違いだったかもー。
こんなに早く生まれるんなら待っていてもらえばよかったー。(;_;)
母もなる様父にソックリね、と言ってた。やっぱりね。

…ということで
出産の感動的?なシーンに立ち会ったのはこのクリニックに勤務している親戚の看護師のお姉ちゃんだけでした。
あはは。

その頃なる様は新幹線の中だったそうです。


出産直後も私はわりと元気で、分娩台の上から出産報告メールを送ったり、なる家に電話できました。
本当に痛くなってからお産まで、それほど時間がかからなかったので
体力消耗も少なかったようです。
なんだったら去年の野沢DHマラソンの方が体力的にはしんどかったかも。


2時間後、部屋に行って御飯が出されましたが、
点滴を持続的に入れていたせいか、あまりお腹もすいていませんでした。
しかも夕飯は、おにぎり三個とおかずが焼きそば!
おにぎりとデザートは食べたけど、
さすがに焼きそばはねぇ…(しかも山盛り)。
美味しいんですけどねぇ…。
もぐもぐ食べていたら、
やっとなる様ご登場!
ムスメとの初対面を無事果たしたのでした。
はるばるお疲れさま。


こんな感じで無事お産が終わったのでした。


おわり。




お産3

2006年06月09日 | 日々懺悔な生活
16時前、なる様から「今出たよメール」をもらった。きっとこっちに着くのは20時過ぎ。
本当は昼から休みのはずだったんだけど、こんなときに限って仕事が立て込んで、
結局茨城を出発したのがこの時間。
間に合うかな。

まだメールに返信する元気はあったけど、
お腹がめちゃくちゃ痛くなってきた。
お腹の痛みが腰までくる感じもあって、腰も痛い。
あーもうどこが痛いんだかわからなくなってきた!
余裕もなくなってきた。
とにかく深呼吸とリラックス!
腹の子も痛いんだ!
がんばろうね、と自分とお子に言い聞かせる。

時計を見ると17時前。もう夕方か…。
いつまで続くかな。
早くでてこないかな。

と、勝手なことを考えていたら、
慌ただしくスタッフの人がお産準備(器具を運んだり)を始めた。
私じゃないよねぇ。
やっぱり私ではなく、隣の部屋の(昨日から頑張ってた人)人でした。
昼の段階では私の方が早く生まれそうだったらしいのですが、
もう頭が出かかってるって!
(とスタッフの人の会話より盗み聞き)
もうちょっとだよ!頑張ってー!

ほどなくしてまたもや産声が!
今度は男の子だったらしい。

おめでとう!!
よかったねぇー。


ところでアタシのお産はどの程度進んでいるんでしょーか。
もはや限界に近いくらい痛い(注・私は痛みに弱いです)んですが。頼む!誰か診てくれー!

隣の人の処置が終わったらしく、助産師さんと先生が診察。
子宮口は全開だって。でも産道はまだ固いから、もうちょっとかかりそう。多分夜20時~21時になりそうですよ、とのこと。

ぎょえ~。この痛みがあと3~4時間続くって?マジですか?
げんなりする。


仕事を終えた母がやってきて、状況を説明されてる。
腰揉もうか?汗拭こうか?と色々気を遣ってくれてるけど
会話はムリ!
そして母の顔を見た途端に、急に弱気になる自分がいた。
今まで我慢していたのに、痛い!と叫びそうになる。怒鳴り散らしたくなる。
頑張らなくっちゃ、という気合いがなくなっていくのがわかる。
ここはいっちょ一人で気張らないといかん場面に違いない!まだまだあと3時間かかるらしいし、大人しく頑張らなくっちゃ。

ということで、出た言葉が
「おかーさん、帰っていいから」

あとで思えば、どうしてもうちょっと優しい言葉がでなかったかなぁ。母よ、ごめんなさい。
本当にこのときは余裕がなかったのですよ。


つづく。