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こんにちわ。
nursmanです。
東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
さて、前回の東北地方太平洋沖地震ドキュメント。。。4のつづき。
今回の東北地方太平洋沖地震を受けていろいろな人間の行動や今後の課題が見えてきた。
それは何か?
まず、避難訓練は、有効な訓練であるということ。
大抵、避難訓練のときは、「こんなのやったって意味ないよ」「地震なんか来ないよ」なんて言いながら、ダラダラやるものです。
それでもやっているか、やっていないかの差は大きかった。
現に避難訓練に日常的に参加していないセクションの職員は、何をしていいのかも分からず、建物外には出たものの立ち尽くしているだけで、救助や避難誘導の手伝いもしていなかった。
一方、避難訓練に参加している人たちの行動を見ると、どの非常口から何処へ避難するのがよいのか?
何をすべきなのか?(拘束者や隔離室の解放をする。避難場所での人員確認。避難完了していないところへの応援etc...)
こういったことが指示されなくても一人ひとりが行動できた。
職員側だけの問題ではなくて、患者さんも避難訓練に参加しているから、パニックにもならないし、転んだ人が一人も出なかった。
日頃の訓練は、極めて重要であるということがいい結果として証明された。
口癖のようによく言っていることだけど、「人間は、やってみないとやれるようにならない」「最初から上手にできる人は、どこにもいない」。
正にこの通りだった。
これに付随して、避難訓練はしていても避難完了した後のことをよく考えていなかった。
避難したものの食事や薬の問題などなど
それから、「正常化の偏見(normalcy bias)」という人間特性
あんなに激しい揺れを体験して避難指示が出されたにも関わらず、避難をしようとしなかった人がいたというエピソード。
人間は、明らかな異常がなければ、それを認めない。
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまうということです。
今回、災害でありながら、助かったことは、ライフラインが全て残ってたということだ。
備蓄しているとは言え、水が出なかったら。ガスが止まったら。電気が止まったら。
想像するだけで大変な事態になることが容易に想像できる。
電気は、本当に困る。
明かりもエアコンも水道のポンプも電話もなにも使えなくなる。苦
病院の外の話では、帰宅困難な状態が簡単に出来上がってしまうってことも明らかになった。
電車は動かなくなるし、あっという間に大渋滞は起こる。
被害のほとんどない東京でも買い占め行為が始まる。
コンビニのお弁当がいつも売り切れになっているし、弁当屋でさえ制限販売をする始末。汗
これもきっと何かしらの人間特性が絡んでいるんでしょうね。
ガソリンは、いまだに20リットルの制限給油の上、そのスタンドに入るのにさえも大渋滞で1時間待ちは、当たり前。泣
こんな程度で被災地なんて言ったら怒られるかもしれないけど、被災して見えたことは。。。
とにかく、災害時には日頃の訓練が活きる。
それと協力と連携が死活を決めるということを身をもって感じた。
もちろん、日ごろの備蓄や備えは、絶対に必要なことだということも。。。
= 東北地方太平洋沖地震ドキュメント 完 =
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