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こんばんわnursmanです。
和文通話表というものがあるが、医療では馴染みがなく、どなたも和文通話表って何だ?ってレベルではないでしょうか。
例えば。。。
「時刻9:00」を「時刻キュウ、マル、マル」と表現する。
「ね」という一文字を「ネズミのネ」と表現する。
これを聞くとあ~、あ~、何となく聞いたことがあるという感じになるのではないでしょうか。
通話表は、帯域が狭く、歪や雑音の多い無線や有線電話等で、話者の発音の癖などがあっても、原文を一文字ずつ正しく伝達する目的で生まれた。
※出展:フリー百科事典Wikipedia
最近は、医療でも医師からの口頭指示は、聞き間違えや期待聴取を避けるために文字情報での指示伝達にシフトされてきたが、それでもこういった通話表の活用は現在でも十分必要だと考える。
緊急を要する場面で薬剤伝票なんか書いている時間はないし、薬を取り扱う時には数量や単位情報は、極めて重要だ。
薬は一度、体に入れてしまえば、やり直すことも取り出すこともできない。
だから、こういった通話表が重要なんだ。
1=「ひと」、2=「に」または「ふた」、3=「さん」、4=「よん」、5=「ご」、6=「ろく」、7=「なな」、8=「はち」、9=「きゅう」、0=「まる」
こういった具合に表現する必要がある。
こういう話をすると多くの医療関係者は、「そんなの関係ないよ」という反応だろう。
そもそも、そういうリスク感覚の低さにも問題を感じる。
さて、情報伝達は、何を持って成立したと言えるか?
医師:プリンペラン10ミリ、IVしておいて。
看護師:はーい。
これで、情報伝達が成立したことになるでしょうか?
まず、単位を看護師はmLで理解するかも知れない。
あるいは、別の薬剤に聞き間違えたかも知れない。
筋肉注射と間違えるかも知れない。
このほかにも様々なことが考えられる。
では、情報伝達を成立させるためには、何をすべきか?
まずは、「リードバック」(復唱)。
聞いたことを復唱して相手に伝える。
それから、最初に言った側は、自分の言ったことをちゃんと復唱できているか「ヒアバック」できて初めて情報伝達は成立する。
バーバル(音声)コミュニケーションでは、こういった作法が極めて重要であることを我々医療関係者は認識しなければならない。。。
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