「ばーちゃん、今年はあんまりお花見に行かなくって詰まらなかったにゃ><。」
「そうね。お天気にも恵まれなかったし、おとーさんもおかーさんもおねーさんもいろんな御用があって、なかなかお出かけできなかったからね。」
「近くでお花見できないと、もうすぐはるちゃんいなくなっちゃうんでしょ?。」
「桜でなければお庭もだんだんお花が咲いて、はるちゃんにこにこいるんじゃない?。見て来てごらんなさいよ。」
にゃん、ばーちゃんのお部屋の閉めっぱなしのカーテン2枚とガラス戸と網戸を一気に突き抜けてさわやかな朝のお庭へ^^。
お庭まで飛び降りたら、ほんとにふわっといい匂い@@。
足元にいっぱい黄色のフリージアちゃん^^。
いいかおりのなかにはるちゃんもいたにゃ^^。
お玄関を出たところにはピンクの可愛いい華鬘草。タイ釣り草っとも言うんだよね。
シンビジウムも今年は何鉢もいっぱい花を咲かせたにゃ。
・・・でも・・・
「にゃんはやっぱり桜がいいにゃ。この近所じゃお花見はもう駄目なのかにゃ?。」
「すぐ近くで、素晴らしいお花見ができるところがあるけど、にゃん、いってみる?」
ばーちゃんがちょっとにやにやしながらそう言ったけど・・・。
「にゃんがいけるところ?。」
「そ^^。すぐそこ。おしゃしんみせてあげようか?。」
「うん、うん。みせてみせて?。」
「わぁ~~キレイ。本物はどこで見られるの?」
「・・・にゃんもすぐ見に行ける場所。^^。
お二階のおトイレの壁にかかっているカレンダーのお写真の桜。きれいでしょ?。」
・・・確かに。今年一番の桜だにゃ^^。