西湘ケチおばRIN

こういうものが欲しい!を中心に
(読書はたいてい借り物で…)

「メルケル 仮面の裏側  ドイツは日本の反面教師である」川口マーン惠美

2022-05-12 12:01:29 | 

『メルケル 仮面の裏側  ドイツは日本の反面教師である 』PHP新書 川口マーン惠美 

何かで引用を見て、図書館で借りて、読んでみました。
正直、ロシアのウクライナ侵攻がなければ、機会はなかったであろー。

中身も、自分には、
「へえー」
と、へえボタンを押し続けるだけ、みたいな感じ。


だけど。

ワタシが物心ついた頃、もうベルリンの壁はあった。
「サイボーグ009」の、004登場は、東から西へ脱出しようとする場面だった…。

ベルリンの壁を、東から西に逃げようとし、射殺された人たちが何人いたことか…。


(子どもの頃、少女マンガ雑誌で、のちに思えば「ナチスの収容所に入れられるユダヤ人の若い女性」のハナシ前後編の、前編だけ読んだ記憶! 自分の幼い頃は、月刊か週刊かわからんが、マンガ雑誌を年に一度くらい買ってもらい、連載の前後もわからないのに、まったく不満なく、1年くらい、繰り返し繰り返し読んでいたものだ…!

財産をすべて奪われ、家族とも離れ、連行されたヒロインは、婚約指輪だけはと口に隠そうとするが、兵士に背後からどつかれ、吐き出し、奪われる。シャワーと称して、服を脱がされ、雨だれのような水をあび、収容所の制服を着ることになり…長い髪も切られて、奪われる…)




その壁が崩れたとき、ワタシはもうオトナだった。
こんなことが起きるとは! というのが、本心だった。

あれから30年。

今、働き盛り・現役の人たちは、それ以降に「ものごころ」ついた人たち~。

(ワタシが10歳くらいの頃。東大安田講堂に放水車で水かけたり。浅間山荘に鉄球ぶつけたりしていた…。
「学生の投石がありました」とニュースで言ってる画面に、やや関係ない、談笑しながら道を歩く学生風のグループが、妙に記憶に残っている。あのグループが投石したわけはない。しかし…昔は石畳だった道路を、すっかりアスファルトにしたのは、学生運動の武器・投石の材料をなくすためだったらしい…。
今、現役の人たちにとって、ベルリンの壁は、その程度覚えてるかどうか、てことなわけで…)

あの当時、プーチンはどこにいたか。

あの頃、東ドイツ出身のメルケルは、どうしていたのか。

「へえー」
と思いながら、昔を思い出しながら、読んだ…。


ただ。
メルケル政権時代、ロシアから天然ガスを輸入するパイプ・ノルドストリームのことを知り、
「そんなに安定した関係なのかー」
と、ちょっと意外に思ったことがある…。

そんな引っかかりが、この本を読ませた…。


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