なぜ石川・能登で断水が拡大したのか? 要因は「空き家」の漏水
『…今回の断水について金沢大学の宮島昌克名誉教授は能登で多くみられる「空き家」に要因があると指摘する。
「空き家状態のところの家で漏水が起こると気がつかないので、どんどん漏水が続いて配水池の水を減らしてしまうと、そういう要因があります」
「(能登は)配水池の容量が小さいということなので、漏水箇所も多いと一気に水位が下がってしまうと、金沢のように大きな配水池だと少々漏水してもそれほど水位が下がらないんですけど、一気に下がるというのが一つです」
5年前の国の統計調査によると県全体の空き家率は14.5%。
一方、今回、被害の大きかった志賀町の空き家率は28.1%。輪島市が23.5%などと4件に1件ほどが空き家という現状…』
「空き家の持ち主の方がメーターの近くにある栓を止めておくと、家で漏水が起ころうが全体には影響が及ばないので、栓を閉めておくというのが一番大事だと思います」
「半空き家に週末に帰って、また去っていくときには、ガスの元栓とか電気とか気をつけると思うんだけど、同じように水道の元の栓も閉めていくというそんな習慣ができたらいいのかなと思います」
…これ。
今までのイメージでの「寒い地域」以外でも、急に起きるかもしれない。
止めた方が、持ち主のためでもある…。