近年。
「お気持ちで」というと、ほんとに、1000円2000円のお布施を包むひとがいるので、お寺の存続にかかわる。
しょうがなくて、お寺側が金額を提示する、という話を聞いたことがある。
それにしても…。
初めて親の葬式を出した従妹が、お寺へのお布施、四十九日、納骨といったものに直面。
お寺側から、ほんとに、「いくら」と書面がきて、四十九日法要と、納骨代が別料金。
石屋の支払いも別。
お茶代(たぶん、四十九日に集まる者たちに出される、お茶…)の請求まで、別!
「今回はなんとかするけど、こんなの続けていられないよ~」
地域差らしく、うちのお寺より、だいぶ高い。
正直、葬式代は、家族だけの密葬なら、かなりおさえられるけど…。
(お年寄り向けの生命保険、「葬式代ぐらいは残したい」てCMがあるけど…。葬式は一回だけだし、やり方も選べる…)
でも、お寺のいろいろは…。
しかも、通常が高いとなると、「墓じまいしたい」なんて言ったら、どうなることやら!
でも、従妹には子供もいない…。
…私と同年配の知人が、自分は先代の仏壇を守っていながら、
「子供たちに負担かけたくないから、自分、樹木葬にしようかと思って…」
と、言っていたのを思い出す…。
確かに。
なまじ、お寺やお墓があると、同じことをずーっとやらねばならない。
冗談でもなんでもない。
お寺やお墓が決まってない方、一時の感情でなく、先々の負担を考えて、決めないとヤバいですよ。
あっ、別の知り合いの方のお墓。
古くからの墓地に、なぜか、墓石が複数個あり、先代のおばあさんが「それぞれに、お花を供える石の台」を、わざわざもうけたため、
「お彼岸だの、そのたびに、お花が何対も必要で、バカにならない」
と、悲鳴をあげている。
全体に対して一対、にしておけばよかったのに…。
いつか、お花を供える台をとりかえるまでは、続けねばならないっ!
(うちも、母が亡くなったとき、父が墓誌を建ててしまった…。誰か亡くなるたびに、石屋さんに刻んでもらうものだ…。それ、作っちゃうんですかー、と言いたかったけど、言えなかったー)
弊所でも、実家の墓じまいを通じて気づいた点や墓じまいの費用の目安などをHPで解説しておりますので、宜しければご参照ください。
【参照】http://a-kuyou.com/