札幌市中心街散策 平成31年3月19日実施 その1
札幌中心街を歩く
3月に入って随分歩きやすくなった札幌中心街であります。
他の観光スポットはもうちょっと雪解けを待たなければなりませんが、
中心街なら普通のスニーカーで目一杯観光を楽しむことができます。
今こそ、中心街を散策すべきだと思いました。
前回はJR札幌駅の北側、北海道大学札幌キャンパスを散策しました。
よって、今回は駅の南側を歩いてみようと思います。
散策マップ
散策開始!
1.札幌市時計台
今回の散策は、どこからスタートしても大丈夫なように、ぐるりと一周するようにコース設定しました。
よって、私は札幌市営地下鉄東西線「大通」駅からスタート。
まずは「札幌市時計台」に向かいました。
「時計台」という名称で多くの人に親しまれている、この木造の建物は正式名称を「旧札幌農学校演武場」と言います。
演武場は「北海道開拓の指導者となる人物を養成する」という目的で設置された札幌農学校(現・北海道大学)の一施設として明治11年(1878)10月に建てられました。
北海道関連の書籍を閲覧できるスペース(左)や、北海道遺産を紹介した展示スペース(右)がある。
北辺警備に備えた訓練が目的でありましが、入試や卒業式などを行う中央講堂としても利用されました。
アメリカ・ハワード社製の塔時計。こちらは1928年頃、ニューヨーク州にあった絨毯製作工場に据え付けられていたもの。
札幌市時計台のものと兄弟時計である。
この演武場に時計塔が付設されたのは、明治14年(1881)8月。
アメリカ・ハワード社の振子式塔時計が取り付けられ、「農学校の大時計」として市民に親しまれました。
映像にて改修工事の様子を知ることができます。(左) 2階に上がると記念撮影ができる場所があります。
その後、札幌農学校は移転。
演武場は当時の札幌市が譲り受け、市民の建物となりました。
公会堂、市立図書館、歴史資料館等、市民の教育、文化の中心施設の役割を果たしてきました。
現在は約140年にわたる時計台の歴史や塔時計の仕組み、時計台の改修工事の様子などをパネルや資料、映像などで紹介しています。
見学にはちょっと多めに時間を取られた方が良いかも。「へぇ。」と思うものがかなり展示されております。
外装の歴史も十分に面白いです。
新渡戸稲造のノート(複製)も必見。超絶美しい筆記体に目を見張ります。
「時計台」が出てくる歌の紹介もされておりましたが、さて、こちらの曲も展示される日が来ますでしょうか。
(3番の歌詞に「時計台にも雪降り積もる…」とあります。)
大きなビルに囲まれ、近代化の波が押し寄せても木造のまま、ずっと佇む「札幌市時計台」。
いつまでも札幌や北海道を象徴する存在であって欲しいと思います。
2.札幌市役所食堂
札幌の中心街ともなれば、飲食店は山ほどあり、どこでランチをいただくか、迷われることでしょう。
私は、時計台のすぐ近くにある札幌市役所の食堂でいただくことにしました。
市民も多く利用している人気の食堂であります。
お昼前に伺ったのに、広い食堂は大盛況。
今回は「時計台定食」(540円)をいただきました。
私にはちょっと物足りなかったかな… しかし、540円なので良しとしました。
色々なメニューがあるので、利用しやすいと思います。
参考資料
- ウィキペディア「札幌市時計台」
- 時計台リーフレット
つづく≫