2018年6月18日に近畿地方で発生した地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
日本ギフト大賞北海道賞・株式会社ほんま
よく「ライトマップル札幌」を見ます。
詳細なガイドブックがない現時点では、地図で気になった場所が街歩きの見学ポイントとなります。
月寒(つきさむ)エリア(札幌市豊平区)にある「アンパン道路」は、当然、チェックしておりました。
「もしかして、アンパンマンのキャラクターのオブジェか何かある所なのだろうか。」
と思ったりしておりました。(苦笑)
そんなある日のこと。
国道36号を札幌ドームに向かってウォーキングしておりました。
この通りには「月寒あんぱん」と書かれた看板を掲げるお店があります。
札幌市営地下鉄東豊線「月寒中央」駅のすぐそば。
「月寒あんぱん本舗ほんま総本店」です。
地名を冠したあんぱん。
どんなあんぱんなのだろうかとすごく気になりまして、買ってみることにしました。
それがこちら。
「月寒あんぱん」であります。
最初は新しいご当地名菓にしようと作られたものかと思ったのですが、
そんなことはなく、由緒のある食べ物であることが袋に書かれてある説明文を読んで分かりました。
月寒あんぱんは、明治7年、東京・木村屋の「桜あんぱん」の大ヒットを噂で聞き、
陸軍に菓子を販売していた大沼甚三郎がその「あんぱん」を自分なりに作ってみようと月餅のようなまんじゅうを作り上げ、
そのあんぱんの製法を指南された一人、本間与三郎(創業者)が月寒村にて「月寒あんぱん」の製造販売を開始したのがはじまりです。
明治44年、連隊の兵士が平岸 - 月寒間の道路整備の勤労奉仕を行った際、
間食としてこの「月寒あんぱん」が1日5個配布されたことから、この道路はアンパン道路と呼ばれるようになりました。
(「月寒あんぱん本舗」公式HP「ほんま資料館」より抜粋、一部加筆)
ちなみに、こちらが現在の「アンパン道路」。
豊平区役所跡や「旧たくんち」などがあります。
歴史の1ページとなった貴重なあんぱんを一口頬張ると、皮のところは不思議な感じ。
パンと言いますか、栗饅頭の皮と言いますか…
ただ、口の中ですぐ溶けてあんこと同化します。
よって、あんこを食べている感じ。
あんこがおいしくないと成立しない食べ物であります。
1日5個支給されたという月寒あんぱん。
これはうれしい支給だったのではないでしょうか。
貴重なエネルギー源ともなったことでしょう。
ところで…
月寒あんぱん本舗の総本店には復刻版の月寒あんぱんがあります。
ですので、兵隊さん達が口にしたのはこちらだと思われます。
皮の食感がちょっと違い、少し主張しておりますでしょうか。こちらもおいしいです。
復刻版がいただけたのは実にラッキーでありました。
公式HP:http://www.e-honma.co.jp/index.html
色々なことに興味・関心を持ってみるものです。
今回も良い発見がありました。