見出し画像

コツコツ歩き隊!

ロープや衣服を作るのに用いられた木 <お花で一休み(12)>

美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。

 
今年は引越しがなかったお陰で花見を楽しめています。
それ故、植物の観察に例年の倍、時間をかけていて、「はて、これは?」と思う植物にたくさん出会っています。
 
この木の花を見た時も「???」状態となりまして、しばし見入りました。
あの葉っぱのようなものは何なのでしょう。
「シナノキ」であります。
花の下にヒラヒラとくっついている葉っぱのようなものは、最初、花びらかと思ったものですから、名前が判明するまでに相当時間がかかりました。
「シナノキ」は山地に分布する植物らしいのですが、札幌では街路樹として、とてもポピュラーな木であります。
花びらと思ったものは「苞葉」と呼ばれるもので、蕾を包むために葉が変形したものだそうです。
「シナノキ」は日本特産種。
樹皮は繊維が強く、ロープの材料にされました。
また、アイヌの人達は衣類などの織物を作るのにシナノキの繊維を用いたそうです。
花からは良質の蜜も採取できるとのこと。
人々の暮らしに昔から役に立ってきた植物なのでした。

名前が分かるまでが大変なのですが、一度分かると、色々なトリビアも知ることができるので、「お花で一休み」シリーズ、なかなかやめることができません。
 
● 参考資料 : ウィキペディア「シナノキ」


当ブログへの問い合わせについて
 仕事等で当ブログに連絡をしたい場合は、
 下記のアドレスまでメールにて
 お知せください。
 (コメント、感想用ではありません。)

 obenben194@gmail.com
PVアクセスランキング にほんブログ村

どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「各地で観察すると楽しい「植物」」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事