たまゆら
湿度も高く、日差しも強烈で、ご婦人の中には日傘を差されている方もいらっしゃった山形市(山形県)。
顔のシミが濃くなっちゃうなぁ、と思いつつも、暑くてそれどころではなく、休憩を取らないと具合が悪くなるかもしれないと、
熱中症に警戒しながらウォーキングをしておりました。
しかし、山形市中心街は写真を撮りたくなるような印象的な場所が多く、ものすごく散策を楽しんでおりました。
詳細な地図を持って歩いているのに、なぜ、道を間違えるのでしょう?
えーっと、ここはどこかなぁ、とキョロキョロしながら歩いていると、歴史と格式を感じさせるお店の前に辿り着きまして、
店の前にある立て看板に目が留まりました。
はて、なんと書かれていたか、忘れてしまいましたが、
「おいしそうである!」と勘が働きまして、買い求めることにしました。
「のし梅本舗 佐藤屋」さん、文政4年(1821)創業の老舗菓子店であります。
そして、買い求めたのは、こちら、
「たまゆら」(6個入り 1,080円)であります。
「たまゆら」は白餡と寒天を使って作る和の生チョコの上に短冊に切った山形銘菓の「のし梅」をのせたもの。
八代目の佐藤慎太郎氏の挑戦作であり、かつ代表作であります。
早速いただいてみることにしました。
「のし梅」とチョコレートが見事に調和した一品。
これは非常においしいです。
このお菓子のために作られたのかと思うくらい、「のし梅」が良い存在感を放っております。
「のし梅」をチョコレートの中に入れず、デコレーションとしているところも素晴らしいと思います。
また、チョコレートは口の中でほどけていくという感じでして、
この食感が白餡と寒天で作られていることに驚嘆してしまうのであります。
記事を書くためにちょこっと調べてみたら、何と老舗の最進化スイーツとしてテレビでも紹介されたそうですよ。
「いい勘してるな、私。」
思わず、ニンマリしてしまうのでありました。
贈答品、またお土産として喜ばれるのでは。
ただし、山形市に行かないと手に入りません。
(6店舗くらいあるらしい。)
あとは電話でのお取り寄せのみ。(秋から春まで。夏は不可。)
もし、デパートなどの催事で見かけたら、ラッキーですぞ。
山形市にはしばらく行けないかなぁ、と思っていたのですが、
こちらをいただいて、もう1回行くことに決めました。
いつ行こうかな。